伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)別宮-(多賀宮)

風宮を過ぎてすぐ奥の階段をのぼると多賀宮に行けます。
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多賀宮への階段は98段と聞きましたが数えてはいません。
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多賀宮へ到着です。
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多賀宮は豊受大神宮の荒御魂(荒く猛々しい時の御魂状態)が祀られています。
豊受大神宮の荒御魂と、皇大神宮の荒御魂が祀られている荒祭宮は、他の別宮よりも格上の扱いなので、色々な儀式も正宮の次に行われ、式年遷宮の際も他の別宮よりも先に新しい社殿がつくられます。
個人的なお願いごとをするなら正宮ではなくこちらでするとよいそうです。

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隣の新敷地に新しい社殿が出来ています。
平成25年10月の両正宮の遷御の儀にひきつづき、荒祭宮・多賀宮の遷御が執り行われます。
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神明造の社殿は左右対称で、正面中央の1か所のみに観音開きの御扉が設けられています。
御扉は通常1枚板が用いられるため、内宮の皇大神宮正殿の場合は樹齢400年以上のヒノキが必要になるそうで、鎌倉時代から、神宮の森の大木が足りなくなったそうで、いずれは神宮の森で式年遷宮で必要になるヒノキを賄えるように大正12年から計画的に育てているそうです。

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新しい社殿と古い社殿を見比べてみます。
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次にお参りする土宮に向かいます。
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階段からの景色です、高台にある多賀宮ですが周りは木に囲まれています。

伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)別宮-(多賀宮‐土宮‐風宮‐下御井神社へ)

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正宮参拝後は宮内にある別宮の多賀宮・風宮・土宮と下御井神社にも行ってみましょう。
正宮を参拝して帰ろうとすると、すぐに別宮への案内の表示があります。
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案内の札の表示に従い右に向いたところです。
別宮の風宮-多賀宮-土宮と下御井神社へ行くには、外宮本殿正面の御池(画像の右の柵のあるところ)の手前の溝川を渡ります。
外宮の宮内の別宮はすべて近くにありますが、多賀宮に行くには少し急な階段が続きます。(98段あるそうです。)
外宮にはもう一つ月夜見宮という別宮がありますが、こちらは北御門参道から出て少し歩きます。
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足元にあるのが亀石、橋になっているので気づきにくいのでしょうか?「このあたりにあるはずなんだけど」と亀石を探している方も見かけました。
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これは亀石付近から見えた本当の亀さん。
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御池の向こうには正宮が見えます。

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少し歩くと左に風の宮が見えてきます。

茅葺屋根に斜めに突き出た千木が見えます、奥行きより幅が大きく、直線的な外観が特徴の神明造です。
(両国国技館の土俵の上にかかっている屋根が神明造です。)
内宮の千木は端が垂直に切れている外削ぎ、外宮のものは水平に切れている内削ぎになっています。
外削ぎは男の神様に、内削ぎは女の神様に使われることが多いようですが、伊勢神宮では外宮も内宮も女の神様を祀っていますが、外宮は外削ぎになっています。

参拝の順番は多賀宮‐土宮‐風宮の順なのでここは通り過ぎます。
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風の宮のすぐ先に多賀宮へ向かう階段があります。

伊勢神宮・豊受大神宮(正宮)

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神楽殿の前を通り、正宮に向かいます。
途中に坂道や階段もなく、参道を道なりに真っ直ぐに進むと正宮に到着しますので、迷うことはありません。

(神楽殿を過ぎてすぐに(画像右側の角を)右に曲がると北御門参道から出ることができ、正宮参拝後に宮外にある別宮の月夜見宮に向かう方は北御門参道から出て7分くらい真っ直ぐに歩くと到着します。
宮内にある別宮の多賀宮-風宮-土へは正宮の手前を左に曲がるとすぐですが先に正宮を参拝しましょう。)

では、まずは正宮を参拝しましょう。

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外宮の正宮 豊受大神宮(とようけのおおみかみ)
「うけ」とは食物のことだそうで、豊受大御神は衣食住、産業の神様であり、天照大御神のお食事をつかさどる神様です。
写真はこれ以上中での撮影はできません。
また、立ち入りできるのも拝所までなので御正殿も垣根越しに屋根が見える程度で、全体を見ることはできません。
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式年遷宮が終わると半年後には古いお宮は取り壊され、次期式年遷宮御敷地となります。
遷宮の儀が近いのでもう新しい正宮が完成しており、外宮の正宮はこの2日後に公開になります。

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新しい正宮をうかがうことができます。
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第一鳥居をくぐって神楽殿へ

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勾玉池を左に見ながら第一鳥居に向かいます。
鳥居をくぐる際には一礼しましょう。
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鳥居をくぐると木が茂っていて日差しを遮っていますが、この辺りの木々は伊勢湾台風の際に根こそぎ倒れたそうで、それまでは昼でも暗い森の中だったそうです。

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御正宮に向かう参道の途中、右手に見えてくる建物が、外宮神楽殿です。
豊受大神宮(外宮)の御神札・御守・御神号軸をはじめ、 別宮の多賀宮(たかのみや)・土宮(つちのみや)・風宮(かぜのみや)の御神札や 、神宮暦等の授与、御祈祷を受け付けています。

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神楽殿の前を通り、正宮に向かいます。
途中に坂道や階段もなく、参道を道なりに真っ直ぐに進むと正宮に到着しますので、迷うことはありません。

(神楽殿を過ぎてすぐに(画像右側の角を)右に曲がると北御門参道から出ることができ、正宮参拝後に宮外にある別宮の月夜見宮に向かう方は北御門参道から出て7分くらい真っ直ぐに歩くと到着します。
宮内にある別宮の多賀宮-風宮-土へは正宮の手前を左に曲がるとすぐですが先に正宮を参拝しましょう