おはらい町、おかげ横丁

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おはらい町の店の軒先で自由に寝そべる猫ちゃんたち。多くの旅行者が来るためか、人慣れしている様子。

内宮の参拝者で賑わう大通り「おはらい町」。

買い物や食事を楽しめる場所です。

参拝客をお祓いでもてなす館が並んでいたため、いつしか「おはらい町」と呼ばれるようになったようです。

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こちらは立ち飲み屋で人気の「白鷹」さん。伊勢神宮に奉納しているお神酒をいただけるそうです。

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こちらは伊勢うどんで有名な「岡田屋」さん。伊勢うどんはコシがなく柔らかで、汁は黒く甘辛で、初めて食べる人はかなりびっくりされるのではないでしょうか。

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美味しいひものが頂ける「ひもの塾」さん。こちらは伊勢の直営店で、注文は電話やFAXでも受け付けているようです。

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昔ながらの建物がずらりと並びます。

このようなレトロな雰囲気の通りですが、これらの多くは1970年代後半から整備が始まり、町並みが整い始めた1990年代から「おはらい町」の名を前面に押し出すようになったようです。

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こちらは甘味処「豆腐庵山中」さん。うの花どーなつやとうふソフトといった豆腐を使ったスイーツが楽しめるお店です。

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うの花どーなつはおからを使ったドーナツで、独特の味わいが楽しめそうです。

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こちらは伊勢うどんがいただける「中井屋旅館」さん。旅館としての営業もしているそうです。

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「虎屋ういろ」さん。ういろうを扱うお店です。

ところで、ういろうと羊羹って何が違うのかと調べてみたら、ういろうは米の粉に黒砂糖などを混ぜて蒸したもので、羊羹は小豆に砂糖と寒天液を入れて固めたもの、だそうです。材料がまるで違うんですね。

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美味しい海産物がいただける「鈴木水産」さん。券売機で券を購入し、注文したものが出来上がったら券の番号が呼ばれると言うシステムらしいです。ゆっくり食べるお店、というよりは、ささっと飲み食いできるお店という雰囲気です。

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一見すると、薬局とは気付かない店構えです。駄菓子が売られている雰囲気を感じてしまいました。お店の前に設置されている自動販売機も洒落ています。

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ごみ箱も景観を損ねていません。

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ここは「おかげ横丁」。

おはらい町の中ほどにあるお伊勢参りで賑わった門前町の町並みを再現した観光地です。

食事ができるのはもちろん、懐かしのおもちゃが売られているお店やお香の専門店などもあります。

催し物もあり、神恩太鼓の演奏や紙芝居の口演が行われていたりと、日本の文化を楽しむことができます。

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「銭屋」さんという駄菓子屋さんです。芋けんぴやおみくじせんべいという、おみくじが中に入ったおせんべいなんてのも売られています。

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アーケード代わりにかかるすだれが、また和の雰囲気を醸しています。

 

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「はいからさん」というおかげ横丁で唯一の洋食屋さん。和風の建物が並ぶ中、一軒だけ洋風の建物のお店がありました。

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奥に見えるのは「神話の館」という本格的な神話体験館。

映像と和紙人形で神話の世界を体験することができるそうです。

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おかげ横丁を抜けたところにバス停があります。バスで伊勢市駅まで戻ります。

神楽殿から風日祈宮

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神楽殿の方へと向かいます。一見、涼しげな景色ですが、この日は本当に暑かった……。真夏の参拝は覚悟が必要です。

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四至神(みやのめぐりのかみ)

みなさん何だろう?と言いながら手をかざしていましたが、神様ですので、そういうパワースポットとは違うと思います。

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神楽殿

こちらでは年中、午前8時半から午後4時まで参拝者の申し出により御祈祷を受け付けています。

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お守りは休憩所になっている参集殿にもありこちらは神楽殿のように混みあいませんので、神楽殿が混んでいるようでしたら帰り道に参集殿で授与していただくほうが良いでしょう。

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この橋を渡って、風日祈宮(かざひのみのみや)に向かいます。

橋の手前を右に曲がる道は瀧祭神(たきまつりのかみ)に通じる道になります。

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以前にも触れましたが、内宮の橋と参道は右側通行です。外宮は左側通行。何故、外宮と内宮とで左右と違うのかというと、手水舎の位置が関係しています。内宮の手水舎は右側、一方、外宮の手水舎は左側に設けられています。
通常左に設けられていることが多いですが、内宮では参拝する際に五十鈴川が右側に流れていますので、必然的に御手洗い場は右になったものと思われます。

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風日祈宮に向かう橋なので、風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)。

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橋の下には、五十鈴川が流れます。

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橋を渡った先に、ひっそりとあるのが風日祈宮。ここだけ別空間のようなお宮です。

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風日祈宮(かざひのみのみや)

祭神は 級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)という風神を司る神。
元々は農耕に適した風雨をもたらす神として祭られていましたが、元寇で日本側が勝利したのは神風のおかげだと当時流布され、それ以降は国難に際して日本を救う祈願の対象となったようです。

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こちらは式年遷宮後に見ることのできる新しい風日祈宮。まだ周りを囲われていて、上部分しか見られませんでした。

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橋の欄干の上についているこの飾りは擬宝珠(ぎぼし)といい、仏教における宝珠を起源とする説があります。作られた時代によって形も様々だとか。

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式年遷宮の後にはこの手水舎も一新されると言うことですが、この時はまだ新しい手水舎は見当たりませんでした。遷宮に向けてまだまだ準備段階と言うところでしょうか。

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正面に見えるのは御厩、その先の左に見えるのが休憩所を兼ねた参集殿で、お守りの授与もしています。

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参集殿を過ぎ、あと残すは子安神社へのお参り……と言うところで、時間と体力の限界。子安神社へのお参りはせず、入り口の宇治橋に向かうことにしました……無念。

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絵に描きたくなるような庭園が広がります。間もなく宇治橋を渡って、おはらい町へ向かいます。

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とても川に見えないけれど、こちらは五十鈴川。
ガイドブックには、「清らかな五十鈴川の流れ……」とあったのですが、夏の暑い日が続いていたせいか、川底が見える景色になっていました。

荒祭宮から風日祈宮(かざひのみのみや)へ

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御正宮⇒荒祭宮と参拝したらそのまま進むと神楽殿の方へと向かいます。
正面に見えているのは神楽殿の横にある五丈殿、雨の日にお祓いなどが行われる場所だそうです。
一見、涼しげな景色ですが、この日は本当に暑かった……。真夏の参拝は覚悟が必要です。

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四至神(みやのめぐりのかみ)
内宮の四方の境界を守る石の神様です。

みなさん「何だろう?」と言いながら手をかざしていましたが、そういう場所ではないのです。
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ここで一度、来るときに通った参道にもどったわけです。

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神楽殿

こちらでは年中、午前8時半から午後4時まで参拝者の申し出により御祈祷を受け付けています。

御饌殿
お隣は御饌殿、少し簡略化された御祈祷を行う場所だそうです。

お守りは休憩所になっている参集殿にもありこちらは神楽殿のように混みあいませんので、神楽殿が混んでいるようでしたら帰り道に参集殿で授与していただくほうが良いでしょう。
お札の授与の前に、お札授与所の向かいにある道に入り、風日祈宮と瀧祭神に参拝をしに行きます。
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この橋を渡って、風日祈宮(かざひのみのみや)に向かいます。

橋の手前を右に曲がる道は瀧祭神(たきまつりのかみ)に通じる道になりますので、風日祈宮に参拝した後で行ってみましょう。

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内宮の橋は右側通行です。外宮は左側通行。何故、外宮と内宮とで左右と違うのかというと、手水舎の位置が関係しています。内宮の手水舎は右側、一方、外宮の手水舎は左側に設けられています。

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風日祈宮に向かう橋なので、風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)。

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橋の下には、島路川が流れていますが、昔はこの川が五十鈴川の本流とされていたそうです。
この島路川と神路川が合流し五十鈴川御手洗場へと続きます。
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橋を渡った先に、ひっそりとあるのが風日祈宮。ここだけ別空間のようなお宮です。

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風日祈宮(かざひのみのみや)

祭神は 級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)という風神を司る神。

元々は農耕に適した風雨をもたらす神として祭られていましたが、元寇で日本側が勝利したのは神風のおかげだと当時流布され、それ以降は国難に際して日本を救う祈願の対象となったようです。

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風日祈宮を横から。

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橋の欄干の上についているこの飾りは擬宝珠(ぎぼし)といい、仏教における宝珠を起源とする説があります。作られた時代によって形も様々だとか。

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式年遷宮の後にはこの手水舎も一新されると言うことですが、この時はまだ新しい手水舎は見当たりませんでした。遷宮に向けてまだまだ準備段階と言うところでしょうか。

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正面に見えるのは御厩、その先の左に見えるのが休憩所を兼ねた参集殿で、お守りの授与もしています。

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参集殿を過ぎ、あと残すは子安神社へのお参り……と言うところで、時間と体力の限界。子安神社へのお参りはせず、入り口の宇治橋に向かうことにしました……無念。

神苑

神苑に戻り宇治橋を渡って帰ります。
絵に描きたくなるような庭園が広がります。間もなく宇治橋を渡って、おはらい町へ向かいます。

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来た時と同様にとても川に見えないけれど、こちらは五十鈴川。

ガイドブックには、「清らかな五十鈴川の流れ……」とあるのですが、夏の暑い日が続いていたせいか、川底が見える景色になっています。

次はおはらい町とおかげ横丁を歩いてみましょう。

御正宮から荒祭宮へ

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御正宮は感謝をする場所ですので、個人的なお願いは荒祭宮でするようにしましょう。

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御正宮の参拝をした後に、帰り道という札に沿って進むと荒祭宮への案内があります。

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途中に大木があります、なかなかお目にかかれない大木ですが皆が触っていくので根元の部分は皮が剥がれています。

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荒祭宮に向かう途中に御稲御倉(みしねのみくら)と外幣殿(げへいでん)が見えてきます。

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御稲御倉(みしねのみくら)

伊勢神宮の神田で行われる新米の稲刈り儀式「抜穂祭」(ぬいほさい)が行われた後、神田では本格的な稲刈りが始まります。新しい穂は乾燥させた後に、この「御稲御倉」に納められ、「神嘗祭」(かんなめさい:その年の初穂を天照大御神に奉納する儀式)に続く一年間のお祭りの飯、餅、神酒などに充てられます。

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伊勢神宮の正宮の神明造は、他の神社では同じ作りにすることを憚っているため、「唯一神明造」(ゆいいつしんめいづくり)と呼ばれます。御稲御倉は唯一神明造の原型にもっとも近いものと言われ、一般の参拝者が唯一神明造を見られるのはここだけということです。

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外幣殿(げへいでん)

古神宝類が納められているそうです。
神宝は神様のための調度品などで、遷宮の際に新たなものに取り換えられるそうです。
「古神宝」は式年遷宮の際に殿内から取り下げられたものだと思いますが、伊勢神宮では可燃のものは燃やされ、そうでないものは埋められていたと聞いています。

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外幣殿を通り過ぎ、ここから少し進むと石段の下りの先に荒祭宮が見えてきます。

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荒祭宮(あらまつりのみや)

外宮では多賀宮が豊受大神の荒御魂をまつっていますが、内宮では荒祭宮に天照大神の荒御魂を祭っています。
個人的なお願いはこちらでしましょう。
この日はとても混んでいて、とても暑かったので体調を考慮して並ぶことはしませんでした。
ここまで来てお願いせずに帰るのはちょっと…と言う方は観光シーズンには長時間並ぶ覚悟をしておきましょう。

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荒魂(あらたま)を祭る宮で荒祭宮。荒魂とは、神の荒々しい側面のことを言い、その反対の言葉として和魂(にきたま)という言葉があります。神の怒りを鎮め、荒魂を和魂に変えるために、神に供物を捧げて儀式や祭りを行ってきた歴史があります。

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荒祭宮への階段途中に、堂々たる大木が聳え立っています。こんなところにも伊勢の歴史を感じます。